◆ いわゆる「黒田プレー」… - “148円手前”へ上昇
注目の「日銀会合」では、想定通り“現状維持(据え置き)”が決定されました。
そしてその後の「黒田日銀総裁会見」では、『すぐに緩和策からの出口が来るとは考えていない』『必要があれば躊躇なく追加緩和を実施』等の発言が飛び出しました。
いわゆる「黒田プレー」が台頭したことで、“円売り→ドル買い”が優勢となりました。
一方でもう一つの注目「米PCEコア・デフレータ」は“事前予想を上回った(+5.1%)”ことで、いわゆる「インフレ高止まり」が意識されました。
この影響にて米10年債利回りが“4%台回復”を見せたことも、“金利選好→ドル買い”が後押しされました。
こうして指摘した「リスクは上方向」となったわけですが、一方でFOMCを控えるスケジュール感では「一方向への動意は乏しい」と見るのが自然です。
そうした中で進行する“ドル買い(円売り)”は、いわゆる“オーバーシュート”として捉えられる可能性が高い…?
◆ 「断固たる円安阻止」との意識につながるか…? - 介入実績
「米11月0.75%利上げ」が“ほぼ既定路線”とされるだけに、“金利選好→ドル買い”は根強いものがあるでしょう。
また“円売り→ドル買い”についても、「ドル売り介入」が入らない限りは継続する可能性が否めないところです。
それでも本日は、「外国為替平衡操作の実施状況(いわゆる介入実績)」が公表されます。
そして『22日以外にも覆面介入を実施?』との見方が少なからず存在している状況では、結果次第で「政府・日銀の介入姿勢(断固たる円安阻止)」が示される可能性も…?
“仕掛け的な動き”には注意をしておく必要がありますが、ファンダメンタルズ的には“オーバーシュート”の域に突入している可能性を懸念しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
149.082(10/25高値)
148.950(+1σ、ピボット2ndレジスタンス、大台)
148.534(日足・一目均衡表転換線)
上値4:148.410(10/26高値)
上値3:148.223(ピボット1stレジスタンス)
上値2:147.950(10/24~10/27の61.8%戻し、大台)
上値1:147.853(10/28高値)
上値1:147.552(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:147.464
下値1:147.251(20日移動平均線)
下値2:147.109(10/28高値後の押し目)
下値3:147.000(大台)
下値4:146.807(10/27~10/28の38.2%押し)
下値5:146.485(10/27~10/28の50%押し)
146.334(ピボット1stサポート)
146.162(10/27~10/28の61.8%押し)
145.964(10/28安値、週足・一目均衡表転換線、大台)
《10:40》
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