決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … オムロン、カプコン、日立建機 (10月26日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の10月25日から26日の決算発表を経て27日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　カプコン <9697>
　23年3月期の連結経常利益を従来予想の480億円→500億円(前期は443億円)に4.2％上方修正し、増益率が8.3％増→12.8％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

★No.4　植松商会 <9914>
　23年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比26.8％増の7100万円に伸び、通期計画の8000万円に対する進捗率は88.8％に達し、5年平均の56.5％も上回った。

★No.5　日立建機 <6305>
　23年3月期の連結最終利益を従来予想の570億円→670億円(前期は758億円)に17.5％上方修正し、減益率が24.8％減→11.6％減に縮小する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<9697> カプコン 　　　東Ｐ 　 +10.05 　 10/26　　上期　　　-22.63
<4552> ＪＣＲファ 　　東Ｐ　　 +9.76 　 10/26　　上期　　　-88.57
<1959> 九電工 　　　　東Ｐ　　 +9.22 　 10/26　　上期　　　-11.52
<9914> 植松商会 　　　東Ｓ　　 +6.11 　 10/26　　上期　　　 26.79
<6305> 日立建機 　　　東Ｐ　　 +5.67 　 10/26　　上期　　　 29.70

<6807> 航空電子 　　　東Ｐ　　 +4.49 　 10/26　　上期　　　 60.00
<6755> 富士通ゼ 　　　東Ｐ　　 +4.30 　 10/26　　上期　　　 43.55
<8772> アサックス 　　東Ｓ　　 +3.20 　 10/26　　上期　　　 17.24
<4099> 四国化 　　　　東Ｐ　　 +2.62 　 10/26　　上期　　　 33.14
<9509> 北海電 　　　　東Ｐ　　 +1.61 　 10/26　　上期　　　　赤転

<3839> ＯＤＫ 　　　　東Ｐ　　 +1.13 　 10/26　　上期　　　　赤拡
<2002> 日清粉Ｇ 　　　東Ｐ　　 +0.88 　 10/26　　上期　　　 -1.18
<7995> バルカー 　　　東Ｐ　　 +0.69 　 10/26　　上期　　　 47.85
<5486> 日立金 　　　　東Ｐ　　 +0.69 　 10/26　　上期　　　151.38
<6345> アイチコーポ 　東Ｐ　　 +0.64 　 10/26　　上期　　　 -4.87

<6645> オムロン 　　　東Ｐ　　 +0.13 　 10/26　　上期　　　-15.79

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした27日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「上期」は第2四半期累計決算。

株探ニュース