日本乾溜工、前期経常を48％上方修正、配当も2円増額

　日本乾溜工業 <1771> [福証] が10月26日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。22年9月期の連結経常利益を従来予想の6.7億円→9.9億円(前の期は13.9億円)に47.8％上方修正し、減益率が51.8％減→28.8％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の4.3億円→3.3億円(前の期は9.1億円)に23.3％下方修正し、減益率が53.2％減→64.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4.1億円の赤字→0.9億円の赤字(前年同期は2.1億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の12円→14円(前の期は12円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、概ね予想通りとなる見込みですが、利益面につきましては、主力の建設工事業において原価管理や工程管理が徹底できたことにより収益性が向上し、営業利益、経常利益は前回予想を上回る見込みです。　親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、不溶性硫黄事業の会社分割に伴う損失の引当及び福岡、宮崎地区内での事業所再編に伴う固定資産減損損失の特別損失計上により前回予想を下回る見込みです。

　　2022年9月期の業績を踏まえ、2022年9月期の期末配当金につきましては、1株当たり12円から14円に増配することといたします。　向後も堅固な経営基盤の確保により安定的な株主配当の継続に努めてまいります。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後発生する様々な要因により予想数値と異なる場合があります。