さくらさく、非開示だった今期経常は62％減益、未定だった配当は2円増配

　さくらさくプラス <7097> [東証Ｇ] が10月20日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった23年7月期の業績予想は連結経常利益が前期比62.0％減の4.4億円に落ち込む見通しと発表した。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を6円(前年同期は5円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も6円実施する方針とした。年間配当は前期比2円増の12円に増配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症ならびに株式会社グローバルキッズ COMPANYとの経営統合の業績への影響を合理的に見積もることが困難であったことから、2023年７月期における業績予想を未定としておりましたが、経営統合に関する基本合意書の解約を決定したこと並びに、感染症の当社業績への直近の影響や市場動向等に鑑み、感染の再拡大に伴う大規模な市場環境の悪化等が発生しない可能性が高い見通しとなったことから、業績予想を算定いたしましたので公表いたします。　売上高は、前期開設施設や既存施設の入所率及び在籍率の向上等により、前期比 14.2%増の 13,689百万円を見込んでおります。営業利益については、増収及び運営改善等により、前期比増益の 335 百万円（前期は 21 百万円の営業利益）を見込んでおります。また、減益を見込んでいるのは、前期営業外収益に計上された保育サービスにおける新規開設に係る補助金収入(1,720 百万円)を、当期は 459 百万円と見込んでいることが主な要因であります。これに伴い、経常利益は前期比 62.0％減の 441 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比 22.8％減の 282 百万円を見込んでおります。　　また、配当予想につきましては上記記載の業績予想のとおり減益が見込まれるものの、健全な財政状態の維持及び設備投資実行のための必要十分な資金の留保を前提としつつ、株主の皆様へ、目標としている配当性向 20％を目指して安定的な利益還元を実施していくべく、増配を行うことといたしました。具体的な配当金額としては、今後の当社を取り巻く経営環境等を総合的に勘案し、１株につき第２四半期末配当金を６円、期末配当金を６円、年間配当金を 12 円といたします。※ 上記の業績予想及び配当予想は、本資料の発表日現在において当社が入手している情報に基づき合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績及び配当は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。※ 開示すべき重要な事象が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。