◆ 一時“145円台”に到達も… - “上値の重さ”は否めない
「仕掛け的な動き」を背景に、昨日は東京タイム中盤にかけて“145.284円”へと駆け上がる場面が見られました。
しかしながら懸念された“大幅ストップロス”は絡まず、その後は“上値の重さ”が目立っています。
特に米経済指標が芳しくなかったこともあり、NYタイム中盤には「米10年国債利回り」が“3.56%(9/22以来)”へと低下する場面が見られたことから、ドル円も“144.148円”へ押し戻されています。
◆ それでも大きな変化はなく… - “下値の堅さ”も継続中
「日米金利格差拡大」への思惑に大きな変化はありませんので、“下値は堅い”は継続しています。
一方で「金利志向一辺倒」という従来の流れとは一線を画し始めており、これが“上値の重さ”につながっている印象が否めないところです。
◆ 新たな材料が飛び出さない限り…?
もちろん「介入催促相場」への懸念は残存していますので、“上値の重さ”ばかりを囃すことはできないところです。
ただ“ドル買い”を加速させるには対象となる“相手国通貨売り”が必要であり、そして「いつ飛び出すかわからない?」をいうドル売り介入(2回目)を警戒しながらとなれば、一気に仕掛ける可能性は期待薄…?
「米雇用統計」に向けて新たな動きが台頭しない限り、あるいは「米利上げペース加速・継続」を囃すFed高官発言でも飛び出さない限り、引き続き本日も“上値は重いが、下値も堅い”(“下値は堅いが、上値も重い”…?)”と見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
145.901(9/22高値《年初来高値》)
145.804(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:145.356(+2σ)
上値4:145.284(10/3高値)
上値3:145.189(ピボット1stレジスタンス)
上値2:145.000(大台)
上値1:144.850(10/3高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:144.573(+1σ)
下値1:144.391(10/3安値後の61.8%押し)
下値2:144.148(10/3安値)
下値3:144.016(9/29安値、大台、ピボット1stサポート)
下値4:143.910(9/28安値)
下値5:143.816(20日移動平均線)
143.532(ピボット2ndサポート)
143.353(9/22~10/3の38.2%押し)
143.151(9/26安値、日足・一目均衡表転換線)
《10:40》
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