倉元はカイ気配で水準切り上げ、フェローテク傘下と取引基本契約◇

　倉元製作所<5216.T>はカイ気配スタートで水準を切り上げている。２６日の取引終了後、フェローテックホールディングス<6890.T>傘下のフェローテックマテリアルテクノロジーズとの間で、半導体製造装置向けＳｉＣ（炭化ケイ素）パーツ加工の受託業務などの取引基本契約と品質保証協定を締結したと発表。今後の業績への貢献を期待した買いが入っているようだ。

　ＳｉＣウエハーやＳｉＣパーツの研削・研磨加工を行う新たな事業を開始するにあたり、フェローテックマテリアルテクノロジーズと同契約を結ぶことで安定的な収益を確保したい考え。あわせて、同社の「超精密加工・研磨技術を活かした次世代半導体事業への新展開」が中小企業庁の事業再構築補助金に採択されたことを明らかにした。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：MINKABU PRESS