海運株が強さ発揮、全体リスクオフ相場のなか高配当利回りに着目し下値拾う動き◇
日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>など大手海運株が全般リスクオフ相場のなかで強さを発揮し、プラス圏で売り物をこなしている。いずれも超低PER高配当利回りで割安感が際立つが、コンテナ船市況の先行き軟化を警戒してここ機関投資家の保有ポジションを軽くする動きなどが加速し、株価も調整を余儀なくされた。ただ、両銘柄ともに13週移動平均線は上向きを維持しており、目先は同移動平均線との下方カイ離を修正する動きをみせている。世界的な金利上昇局面でハイテク系・グロース株は手掛けにくく、インカムゲイン狙いで魅力が際立つ海運セクターは、目先下値リスクを考慮しながらも押し目を拾う動きが顕在化している。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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