チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
日精エー・エス・ビー機械 <6284> 【2+→2+】
「四半期受注は回復傾向。来23/9期は増収増益転換を予想」
22/9期3Q累計(10-6月)は昨年の収益水準が高かった反動もあり、収益が大きく減少。操業度低下やミックス悪化もあり利益率も低下。一方、四半期受注は回復傾向だ。円安の追い風もあるが、実態でも需要は改善基調にあるとみられ、来期以降の収益拡大に繋がる動きとして注目できる。会社側は通期の経常・純利益予想を引き上げた。売上・営業利益予想は据え置かれたが、TIWでは保守的とみる。インドが底堅い他、欧州や米州も受注は戻り基調にあることから、4Qで急減速は考えにくい。TIWでは通期で更に上乗せできるとみて、通期予想を見直した。23/9期業績は足元の受注回復の流れを受けて増収増益へ転換をTIWでは予想。
予想ROE:14.7% PBR:1.4倍、来期予想PER:10.6倍、来期予想EPS成長率:2%株価(9/16終値):4,045円 Fモデルによる理論株価:6,263円(9月12日by服部隆生)
ブリヂストン <5108> 【2+→2+】
「厳しい事業環境下で堅調な業績展開が続く、プレミアムタイヤ販売が好調」
22/12期上期(1-6月)は未曾有の原材料価格高騰、インフレ影響などが大きな減益影響となった。それでも、原材料高騰に対する値上げ実施や欧米での市販用プレミアムタイヤ販売堅調、特に採算の高い乗用車用高インチタイヤやORR(鉱山用、建設用タイヤ)の販売好調による売値/MIX/数量改善により継続事業の調整後営業利益は前年同期比13.3%増、調整後営業利益率は11.0%となった。厳しい事業環境下で2桁増益、高水準の利益率を確保したことで「稼ぐ力の再構築」が着実に進んでいることを示す好決算となった。
予想ROE:9.3% PBR:1.3倍、来期予想PER:11.0倍、来期予想EPS成長率:33%株価(9/16終値):5,029円 Fモデルによる理論株価:6,984円(9月13日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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5108
|
5,247.0
(12/20)
|
+5.0
(+0.09%)
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6284
|
4,930.0
(12/20)
|
-25.0
(-0.50%)
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