◆ “マチマチ”… - 米雇用統計
米10年債利回りが“高止まり”したことで、“140.50円水準”にて発表の時を迎えた「米雇用統計」。
結果は“マチマチ”でした。
非農業部門雇用者数は“予想を上回った(+31.5万人)”ものの、“下方修正(6月+7月分で1万人超)”が加わりました。
一方で失業率は“上昇(→3.7%)”、平均時給も“低め(前年比+5.2%)”でしたが、労働参加率は“上昇(→62.4%)”しています。
総じて“概ね良好”だが、“利上げ加速を促すほどではない”との認識が台頭しています。
この影響から米10国債利回りが“低下(一時3.17%)”する中、主に対ユーロで“ドル売り”圧力がかかりました。
ただし『ロシア産ガス、供給停止を3日以降も継続』との報にて「欧景気先行き不安」は再燃しており、“ユーロ売り→ドル買い”が下値を支えています。
◆ ただ本日は流動性が乏しく…?
こうして“140円台”を概ねキープしているものの、“上値の重さ”も意識され始めたドル円。
「日米金利格差」を踏まえれば、“ドル買い+円売り”になりやすいという展開に大きな変化はないと見られます。
しかし“高値達成感”がいつ台頭しないとも限らない中、本日は「米国・カナダが休場」というスケジュール感になります。
まだ“上値余地あり”ということになりそうですが、少なくともそれは「明日以降の米経済指標次第(金利先高観はさらに高まる?)」と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:141.239(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:141.000(大台)
上値3:140.806(9/2高値)
上値2:140.722(ピボット1stレジスタンス)
上値1:140.470(9/2高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:140.205
下値1:140.000(大台)
下値2:139.856(9/2安値)
下値3:139.735(8/30~9/2の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値4:139.404(8/30~9/2の50%押し)
下値5:139.339(ピボット2ndサポート)
《11:20》
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