新興市場銘柄ダイジェスト:M&A総合研究所は上場来高値、メンタルヘルスTがストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2022/08/30 15:40
<9552> M&A総合研究所 4985 +475
上場来高値。賃貸住宅の専門紙にM&A総合研究所の企業情報第二部の向井崇部長の解説が掲載されたと発表している。向井部長は「管理会社の買い手、売り手双方の相談件数は年々増えている」とした上で、「以前は大手を中心に1000戸以上の管理会社という要望が多かったが、現在は300戸規模から検討されている」という。また、「インフラ企業による管理会社取得の動きが活発化するのではないか」との見通しを示している。

<2978> ツクルバ 808 +36
大幅に続伸。家を売買する人のマッチングサービス「ウルカモ」が提供開始から半年で登録会員数2200人、累計投稿物件数180件を突破したと発表している。登録ユーザーは30-40代が中心で、全体の75%を占めた。物件の種類はリノベーション済物件が85%を超え、現時点ではリノベーション物件が多く集まる場になっているという。マッチングサービスの順調な伸びが好感され、買いが入っているようだ。

<9218> メンタルヘルスT 1108 +150
ストップ高。全国の教職員のメンタルヘルスを守り、子どもたちのより良い教育環境を目指すコンソーシアム「教職員のメンタルヘルスプロジェクト」を発足したと発表している。東京大学名誉教授の小川正人氏や琉球大学教授の西本裕輝氏、NPO法人「共育の杜」などと共同で発足したもので、当初は沖縄県でメンタルヘルス対策事業を実現するほか、11月5日にシンポジウムを開催し、支援や提言活動を行う。

<7066> ピアズ 805 +15
大幅に3日ぶり反発。子会社のQualiagram(東京都港区)のロールプレイングトレーニングシステムサービス「mimik(ミミック)」が第一フロンティア生命保険(同)で本格導入されることが確定したと発表している。mimikは営業・接客を中心としたコミュニケーション能力の向上に必要な表現力を高めるトレーニングを効率的に行えるサービス。AIによる表現力解析やスコアリングによる定量的なフィードバックなどができる。

<6521> オキサイド 6030 +190
大幅に4日ぶり反発。量子・通信センターと新事業推進室を新設する組織変更を発表している。量子・通信センターで量子通信技術開発や5Gなど次世代通信インフラの整備に向けた研究・開発・製造に注力するほか、新事業推進室でパワー半導体分野などに取り組み、SiC単結晶の量産化の開発体制を強化する。また、ビジネス推進本部を営業本部に改編し、量子・通信分野やパワー半導体分野での営業やマーケティングを強化する。

<7803> ブシロード 1750 +121
大幅に反発。20年8月に発行した無担保転換社債型新株予約権付社債が全て株式に転換されたと発表している。累計転換額は50億円で、転換株式総数は384万7992株。調達資金はIP開発(アニメ制作費)やIP発展(M&A、資本業務提携投資)に充当する予定。転換完了で株式価値の希薄化懸念が払拭されたほか、25日に開示した1対2の株式分割を引き続き買い材料視する向きもあるようだ。 <ST>
配信元: フィスコ

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