三機サービス Research Memo(8):新中期経営計画においても「サステナビリティ経営の推進」を重点施策に掲げる

配信元:フィスコ
投稿:2022/08/24 15:08
■CSRの取り組み

国の基準や社会情勢・CSRの観点などから、社会全体で省エネ・節電・コスト削減といったニーズが高まっているなか、三機サービス<6044>では、新規での設備投資だけではなく、既存の設備を使ったコスト削減を環境改善事業において提案・フルサポートしている。設備コストダウンの提案例としては、「ポンプインバータ制御」が挙げられる。これは、ポンプをインバータ制御化することで無駄な水量を制御抑制し、消費電力を負荷容量に応じてダウンさせ、省エネを図る。また、「省エネコンサルティング」として、法令に対する対処、アドバイス、省エネルギー提案を中心に、顧客と一体となって環境対策を進め、運用改善と設備改善をトータルにサポートしている。さらに、「熱源リプレース」として、熱源設備の導入提案や設備の更新などに適用する補助金の活用についてもアドバイスするほか、LED照明の導入にあたっての設計や商品の選び方などを提案し、電力の省力化を図っている。

同社では、森林環境の美化・保全のために「三機サービスの森」というCSR活動も行っている。事業におけるCO2排出量の削減に加え、未来の地球環境を守ることを目的としたCSR活動の一環として、設立40周年である2017年9月に、千葉県富津市富津海岸(0.21ha)に植樹を実施した。毎年全国の社員が現地に赴き、つる切りや下刈りなどの環境整備により森の保全活動を行っている。なお、既述のとおり、新中期経営計画においても「サステナビリティ経営の推進」を重点施策に掲げている。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)


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