◆ 「米利上げ加速観測」継続 - “137円台”へ
「米利上げ加速観測」は、週末にかけても継続しました。
このため米10年債利回りが“3.00%手前(高値は2.998%)”へと上昇する中、前日に続き、ドルは幅広い通貨に対して買いが進行しました。
こうしてユーロドルが再び“パリティ割れ(安値は1.00320ドル)”を窺う中、ドル円は“137円台(高値は137.224円)”へと駆け上がっています。
◆ 「ジャクソンホール」を前に、どこまで…?
ただ今週の注目は「ジャクソンホール会議(カンザスシティ連銀主催の経済政策シンポジウム)」であり、そこで予定される「パウエルFRB議長講演(26日)」になります。
このためそれらを前に思惑を一方向へと傾けるのは、かなりのリスクが伴うことになります。
特に前回FOMC後に『利上げペースを鈍化させる可能性あり』とパウエル議長が発言したことで“ドル売り”が進行しする場面がありましたが、その起点が“137.40-50円”、つまり“すぐ上”ということになります。
それらを勘案すれば、“一旦の上値達成感”はいつ台頭してもおかしくない…!?
◆ テクニカルではかなりの“上昇往き過ぎ感”が…!?
“11日安値(131.722円)”から見ると、ドル円はすでに“約5.5円強”の上昇幅を見せています。
そしてその間(6営業日)に陰線を描いたのは“わずかに1回”、しかも終値ベースでは“0.20円”しか下げておりません。
流れは“上方向”と見ざるを得ず、それでいて筆者は“見誤った”ままですので、もうしばらく“静観”とせざるを得ないと考えています。
それでも“上昇往き過ぎ感”がかなりの水準で蓄積しているということは、頭の片隅に残しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:137.955(7/22高値、大台)
上値4:137.838(+2σ)
上値3:137.447(7/27高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:137.224(8/19高値)
上値1:137.000(大台)
前営業日終値:136.871
下値1:136.737(8/19高値後の押し目)
下値2:136.309(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値3:136.215(+1σ)
下値4:136.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:135.725(8/19安値)
《10:35》
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