【これからの見通し】金融政策はデータ次第、経済指標を丹念にチェックへ
【これからの見通し】金融政策はデータ次第、経済指標を丹念にチェックへ
このところインフレ動向と景気動向がいずれも不安定になってきている。各主要国中央銀行は、定型的なフォワードガイダンスを破棄する動きが相次いでいる。それに伴って、本来当たり前のことなのだが、金融政策はデータ次第との文言を前面に押し出してきている。市場はきちんとした道筋が読みにくくなり、経済指標の強弱もしくはその裏読みのようなことで翻弄される状況となっている。
この後の海外市場では比較的、経済指標発表が多い。ドイツZEW景況感指数(8月)、ユーロ圏ZEW景況感指数(8月)、ユーロ圏貿易収支(6月)、カナダ住宅着工件数(7月)、米住宅着工件数(7月)、米住宅建築許可件数(7月)、米鉱工業生産指数(7月)、米設備稼働率(7月)など多岐にわたる。各市場とも景気鈍化方向の結果が想定されている。そのなかで、米鉱工業生産は前月比+0.2%と、前回の‐0.2%からの回復が見込まれている。結果次第ではあるが、予想段階ではドル高に傾きそうな地合いとなりそうだ。
発言イベント関連は、夏枯れ状態で少ない。そのなかではウォルマート、ホームデポといった米小売大手の決算発表が注目されそうだ。明日の米小売売上高発表を控えて、参考となる面もありそうだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このところインフレ動向と景気動向がいずれも不安定になってきている。各主要国中央銀行は、定型的なフォワードガイダンスを破棄する動きが相次いでいる。それに伴って、本来当たり前のことなのだが、金融政策はデータ次第との文言を前面に押し出してきている。市場はきちんとした道筋が読みにくくなり、経済指標の強弱もしくはその裏読みのようなことで翻弄される状況となっている。
この後の海外市場では比較的、経済指標発表が多い。ドイツZEW景況感指数(8月)、ユーロ圏ZEW景況感指数(8月)、ユーロ圏貿易収支(6月)、カナダ住宅着工件数(7月)、米住宅着工件数(7月)、米住宅建築許可件数(7月)、米鉱工業生産指数(7月)、米設備稼働率(7月)など多岐にわたる。各市場とも景気鈍化方向の結果が想定されている。そのなかで、米鉱工業生産は前月比+0.2%と、前回の‐0.2%からの回復が見込まれている。結果次第ではあるが、予想段階ではドル高に傾きそうな地合いとなりそうだ。
発言イベント関連は、夏枯れ状態で少ない。そのなかではウォルマート、ホームデポといった米小売大手の決算発表が注目されそうだ。明日の米小売売上高発表を控えて、参考となる面もありそうだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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