8月相場の日本株の行方は・・・
米下院議長が台湾を訪問との報道を受け、米国株が下落しています。今回の訪問によって米中関係が悪化するのではないかと危惧されているからです。
ただ、どちらかというと今回の訪問によって株価が下がったというよりは、株価がある程度リバウンドしてきたなかで、利食い売りが出やすいタイミングまで戻ったことで、売られたに過ぎないと考えます。ですので今回の下落は一時的に過ぎず、米国株は引き続き反発局面が続きそうです。
ただ、日本株は少し状況が変わってきました。日経平均株価は上値が重くなってきたかもしれません。
というのも為替が1ドル130円台まで円高が進んだことで、自動車、電機といった輸出関連株が売られてくるからです。
ここのところの株価上昇は円安による業績改善効果期待というところもあり、輸出関連株が相場を引っ張っていました。このタイミングで円高が進んだことで、輸出関連株が売られる流れとなりそうです。
一方、マザーズは内需関連株がほとんどということで引き続き好調が続きそうです。8月は業績好調なマザーズ銘柄に注目してみて下さい。
ただ8月は夏枯れ相場ということで材料が乏しく、売買代金も細くなりがちです。こういった相場では、ちょっとした材料で株価が大きく動く可能性があります。思わぬ好業績銘柄が安く買えるかもしれません。今はあせらず次のチャンスに備えてしっかり準備しておきましょう。
注意としては日本株もここから値動きが荒くなってくる可能性があります。過度に大きなポジションを持たないようにしっかりとリスク管理を行なってトレードしていってくださいね。
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