品川リフラ Research Memo(4):常に改善を進める顧客密着型の事業運営(2)

配信元:フィスコ
投稿:2022/06/30 15:24
■事業概要

(2) エンジニアリング
品川リフラクトリーズ<5351>の特長は、耐火物の製造に加えて、窯炉の設計、築炉工事等のエンジニアリングサービスと一貫体制を構築していることである。147年の伝統の中で蓄積された豊富なノウハウと技術開発力を持つ。工事部門は、崩れにくく溶損が抑えられる設計や作業などのノウハウを持つ。

4. 特長と強み
同社の特長と強みは、長い年月をかけて培った伝統と技術をベースに、設計、製造、築炉、開発各部門の協力の下で顧客ニーズに適した提案をすることにあり、主に、超高温技術のリーディングカンパニー、技術力を基礎とした強固な顧客基盤、積極的なグローバル展開の3点が挙げられる。

5. グローバル展開
海外拠点は、中国に耐火物等の製造・販売と連続鋳造用モールドパウダーの製造・販売を手掛ける合弁会社を設立している。オセアニアではオーストラリアとニュージーランドに拠点を持ち、2014年に設立したインドネシアの子会社と併せて、オセアニア・東南アジアへの販売展開を図っている。米国では、オハイオ州にモールドパウダーの製造・販売を行う子会社を設立している。2022年3月期の海外売上高比率は、20.0%に伸長した。日本からの輸出は減少したものの、海外子会社のみの売上高は増加した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

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