東洋炭素は横ばい圏、国内大手証券は新規「2」でカバレッジ開始
東洋炭素<5310.T>は横ばい圏。大和証券は28日、同社株のレーティングを新規「2(アウトパフォーム)」でカバレッジを開始した。目標株価は3500円とした。同社は「等方性黒鉛」を中心とした特殊黒鉛製品などファインカーボン製品に強みを持つ。22年12月期連結営業利益は会社計画と同水準の前期比23.5%増の70億円と予想。旺盛な半導体需要を背景に単結晶シリコン製造用やSiC(炭化ケイ素)半導体向けなどの化合物半導体製造用製品などが堅調に推移するとみている。23年12月期の同利益は78億円を見込んでいる。また、中長期的には燃料電池用クノーベルなどカーボンニュートラルをビジネスチャンスに捉える製品の拡充や生産効率改善などの自助努力による成果で全体的に安定した業績に変化していく可能性がある、と指摘している。
出所:MINKABU PRESS
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