インテリクス、前期経常を6％上方修正

　インテリックス <8940> [東証Ｐ] が6月28日大引け後(16:10)に業績修正を発表。22年5月期の連結経常利益を従来予想の10億円→10.6億円(前の期は19.2億円)に5.7％上方修正し、減益率が47.9％減→44.9％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の6.8億円→6.4億円(前の期は11.2億円)に6.7％下方修正し、減益率が38.9％減→42.9％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6億円→6.6億円(前年同期は15.3億円)に9.4％増額し、減益率が60.7％減→57.0％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　リノベーション事業分野のリノヴェックスマンション販売において、流通物件の不足等を背景に仕入件数が減少し、当期の販売件数が1,400件の計画に対し1,129件となりました。また、ソリューション事業分野において１棟収益物件等の販売未達もあり、それらの結果、当期の連結売上高は期初予想に比べ16.4％減となる見通しとなりました。　一方、利益面では、リノヴェックスマンション販売の利益率が計画を上回る高い水準で推移したことに加え、販売費及び一般管理費が計画を10.0％下回ったことによりまして、営業利益及び経常利益は期初予想を上回る見通しとなりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、投資有価証券評価損等の特別損失を54百万円計上したこと等により、期初予想を下回る見通しとなりました。　これらの結果、2022年５月期通期における連結業績予想数値を、上記の通り修正いたします。※なお、2022年５月期の期末配当につきましては、期初予想の１株当たり13円に変更はございません。これによりまして、当期の年間配当予想は１株当たり26円、配当性向は34.9％を見込んでおります。