チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
パーク24 <4666> 【2+→2+】
「22/10期上期は経常段階黒字化、全ての事業が回復傾向」
22/10期上期は全ての事業が回復傾向となり経常利益は急増し黒字化した。また、2Q単独は3四半期連続で経常段階で黒字となった。こうした中、上期決算では中核駐車場事業国内の利益率が、稼働はまだコロナ前に届かぬも、体質改善を急速に進めた結果、コロナ拡大前の水準へ回復したこと、モビリティ事業において台・月当たり利用料売上高を着実に高めたこと、などが評価できる。足下の業績が回復基調にあることに加え、コロナが終息し、稼働が戻った際には、厳しい事業環境下で収益力の強化が図られたことを踏まえると、コロナ禍前以上の利益創出が期待できるため、TIWでは投資評価は「2+」を維持する。
予想ROE:14.1% PBR:8.1倍、来期予想PER:27.6倍、来期予想EPS成長率:4.6倍株価(6/24終値):1,874円
Fモデルによる理論株価:1,821円(6月20日by高田悟)
ギフトホールディングス <9279> 【2+→2+】
「時短営業を行ったにも拘わらず大幅増益」
22/10期2Qは増収大幅増益で着地。増収要因は店舗数増及び生産性向上(人時売上高が向上し人件費比率が低下)、増益要因は増収及び時短協力金等(4.1億円)である。重要指標は出店数を除き上回った。出店数は物件選定を強化したためにやや未達となった。同社成長をみるKPIである人時売上高が確実に上昇している。よって出店増から来る“規模の不経済”の心配がないことも確認できる。下期も同社は堅調に推移するとみている。人時生産性は向上しているため、価格転嫁(小麦価格等の上昇による)による客離れ、ブランド間のカニバリ、を注視しておけば良い(共に既存店売上や人時生産性に表れる)。現状、価格転嫁が客離れを起こしておらず心配することはない。
予想ROE:28.8% PBR:4.4倍、来期予想PER:15.0倍、来期予想EPS成長率:-30%株価(6/24終値):2,185円
Fモデルによる理論株価:1,965円(6月22日by山方秀之)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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4666
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1,798.5
(12/03)
|
+3.5
(+0.19%)
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9279
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3,415.0
(12/03)
|
+105.0
(+3.17%)
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