サイボウズ、今期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2022/06/23 15:00
 サイボウズ <4776> [東証P] が6月23日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年12月期の連結経常損益を従来予想の4億円の黒字→0.7億円の赤字(前期は14.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
 なお、1-6月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)連結業績予想修正の理由今回の修正としましては、売上予測と投資予定費用の見直しを行ったため最新の業績予想を公開するものです。売上高につきましては、当初予定よりクラウド、オンプレともに好調に推移しているため前回発表予想と比べ114百万円増加し21,844百万円となる見通しです。利益項目につきましては、営業利益は前回発表予想と比べ645百万円減少し▲300百万円、経常利益は前回発表予想と比べ472百万円減少し▲71百万円となる見通しです。これは主に現在のローコード・ノーコード市場の拡大を踏まえ、認知獲得を目的とした広告への積極投資を継続したため、広告宣伝費等が約4.3億円増加したことに加え、中長期的観点から従業員への給与等人的投資を拡大した事により、給与等人件費が約1.6億円増加したこと等によるものです。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前回発表予想と比べ176百万円減少し▲605百万円となる見通しです。経常利益の減少額に比べて親会社株主に帰属する当期純利益の減少額が小さくなっているのは、前回発表予想では保守的に見積っていた人材確保等促進税制等による法人税額の特別控除について実績に応じて修正したこと、また、収益認識会計基準の適用開始によるものを含め、その他の税金計算における調整項目についても実態に合わせて修正した結果、税負担率が小さくなる見通しとなったためです。なお、これらの投資は堅調なクラウドサービスの売上を元に中期的視点で投資を行っており、赤字は一時的なものと想定しております。そのため、2022年12月期の配当予想につきましては、現時点では変更の予定はありません。また自社及び提供サービスの認知に関しては、今期で一定の成果を得られると考えており、来期以降は広告宣伝への投資を縮小し、財務観点からは中長期の投資余力を創出する事業運営を行う想定でおります。(2)個別業績予想修正の理由今回の修正としましては、売上予測と投資予定費用の見直しを行ったため最新の業績予想を公開するものです。変更の理由については、連結業績予想の修正理由と同様であるため、記載を省略します。
配信元: 株探

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