象印、上期経常を一転17%増益に上方修正、通期も増額

配信元:株探
投稿:2022/06/20 15:30
 象印マホービン <7965> [東証P] が6月20日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年11月期第2四半期累計(21年12月-22年5月)の連結経常利益を従来予想の32億円→55.9億円(前年同期は47.8億円)に74.8%上方修正し、一転して16.8%増益見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の47億円→60億円(前期は67.9億円)に27.7%上方修正し、減益率が30.8%減→11.6%減に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  第2四半期連結累計期間におきましては、部材の調達が一部困難な市場環境下、グループ全体で部材の確保や商品の安定的生産、供給に努めたこともあり、国内では主力の炊飯ジャーや電気ポットが好調に推移し、国内売上全体で前年実績を上回りました。 また海外では、コンテナ不足による商品供給の制約、ロックダウンによる販売活動への影響はあったものの、北米、中国、台湾、東南アジアの主要地域で炊飯ジャーなど調理家電製品の売上が増加し、海外売上全体でも好調に推移しました。 利益につきましては、原材料価格の高騰や円安の進展、また当期より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用したこともあり、売上総利益率は前期より低下しましたが、売上高が増加したこと、また営業外損益の改善もあり、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも当初予想を上回る見込みです。 今後につきましては、新型コロナウィルス感染症の動向が引き続き不透明で、さらなる円安の進展による調達コストの上昇も懸念されますが、「ローテーションIH構造」をさらに進化させた圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」の新商品や、新規カテゴリー商品の投入で売上の拡大を図ってまいります。通期予想につきましては、第2四半期連結累計期間の業績の状況をふまえつつ、前提とする為替レートの変更に伴う原価率の上昇も勘案し、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の上方修正を行うものであります。 なお、今回から業績予想で前提としております為替レートを1ドル=125円(期初は1ドル=110円)に変更しております。 ※上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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