フィルＣは５日続落、上期業績は計画上振れ着地も材料出尽くし感

　フィル・カンパニー<3267.T>が５日続落している。４日の取引終了後、集計中の第２四半期累計（２１年１２月～２２年５月）連結業績について、売上高が１２億円から１３億９０００万円（前年同期比３４．２％減）へ、営業損益が１億９５００万円の赤字から８０００万円の赤字（前年同期２億３４００万円の黒字）へ、最終損益が１億２０００万円の赤字から５５００万円の赤字（同１億４６００万円の黒字）へ上振れて着地したようだと発表したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。

　請負受注スキームの一部のプロジェクトについて、予定よりも早く工事スケジュールが進捗したことで、下期に計上予定であった売り上げ及び売上原価の一部を上期に計上したこと加えて、進行中プロジェクトの地盤改良工事や杭工事などの追加工事を受注したことが要因。また、業務委託費などで多めに予算を確保していたが、実績は余裕をもって着地したことも寄与した。

出所：MINKABU PRESS