<注目銘柄>=NISSHA、第1四半期決算と同時に通期予想を上方修正
NISSHA<7915.T>は3月7日につけた年初来安値1159円を底に戻り歩調をたどっているが、まだ序盤に過ぎず上値余地は大きい。
5月12日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算で営業利益は24億9400万円(前年同期比53.1%減)と大幅減益となった。ディバイス事業でスマートフォン向けの製品需要が前年同四半期比で縮小したことに加え、タブレット向けでは半導体不足などの供給制約の影響を受けたという。
ただ、産業資材事業は、加飾分野のモビリティー・家電向けや、サステナブル資材分野の蒸着紙の製品需要が堅調に推移したほか、一部製品の値上げが寄与して想定を上回って推移しており、これらを理由として22年12月期通期業績予想を営業利益で115億円から125億円(前期比28.0%減)へ上方修正した。また、産業資材事業の好調だけではなく、メディカルテクノロジー事業における開発製造受託(CDMO)の製品需要が堅調に推移していることや、コスト削減効果も寄与する見通しだ。
上方修正では下期の予想を据え置いたが、半導体不足の解消などが進めば、更なる上方修正の可能性もある。PER・PBR両面で割安感のある時価水準は仕込み場といえそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
5月12日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算で営業利益は24億9400万円(前年同期比53.1%減)と大幅減益となった。ディバイス事業でスマートフォン向けの製品需要が前年同四半期比で縮小したことに加え、タブレット向けでは半導体不足などの供給制約の影響を受けたという。
ただ、産業資材事業は、加飾分野のモビリティー・家電向けや、サステナブル資材分野の蒸着紙の製品需要が堅調に推移したほか、一部製品の値上げが寄与して想定を上回って推移しており、これらを理由として22年12月期通期業績予想を営業利益で115億円から125億円(前期比28.0%減)へ上方修正した。また、産業資材事業の好調だけではなく、メディカルテクノロジー事業における開発製造受託(CDMO)の製品需要が堅調に推移していることや、コスト削減効果も寄与する見通しだ。
上方修正では下期の予想を据え置いたが、半導体不足の解消などが進めば、更なる上方修正の可能性もある。PER・PBR両面で割安感のある時価水準は仕込み場といえそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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