日経平均は3日続伸となっております。
足元、米国の金利上昇、中国上海のロックダウン、ウクライナ問題と悪材料が多く、株価が急落したかと思えば、空売りの踏み上げで株価が急騰と、乱高下が続く市況でした。目先では乱高下が落ち着いたようにも見えますが、日本株はこの下落トレンドから抜け出すことはできるのでしょうか?株価が上昇して浮かれるのではなく、今のうちに次の戦略を練ることが、勝ち組投資家への一歩になります。
前週をピークに、株価を動かす大きな材料だった決算発表が終わりました。今回の決算の特長としては、【保守的な業績予想の会社が多かった】という印象を持っています。
やはりコロナやウクライナ情勢、資源高、インフレ懸念等、今のマーケットには比較的大きな懸念材料が多く、企業としても保守的な業績予想を出さざるを得ない状況なのかもしれません。
ただ、保守的な業績予想ということは、裏を返せば【今後上方修正を出す会社が多い】といったことにもなります。想定以上に情勢が悪くならなければ、第1四半期決算、第2四半期決算と時間が経つにつれ上方修正を発表する企業が増えそうです。
ですので今のところ下落トレンドに入っている日本株も、次の決算発表シーズンである7月後半~8月にかけてトレンドが変わってくる可能性がありそうです。
一方、目先の株価に関しては、5月12日からの短期的なリバウンドは終了したかもしれません。底値圏でシグナルが転倒した逆張りのシステムトレードにおいてもほぼすべて手仕舞いのシグナルが出ており、今はほぼ現金ポジションとなっています。
これでいったんの暴落相場が終わり、次のトレンドを待つタイミングに入ってきました。ここ数日の株価上昇で楽観的になっている方も多いかと思いますが、いったん気を引き締めトレードにのぞむタイミングになったかもしれません。
今のうちに下落相場対策を再度見直しておきましょう。
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