SUMCOは冴えない、第1四半期営業利益は2.5倍も材料出尽くし感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/05/13 14:37
 SUMCO<3436.T>は冴えない動き。12日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高1004億4900万円(前年同期比32.3%増)、営業利益234億5200万円(同2.5倍)、純利益152億200万円(同2.1倍)と大幅増益となったが、材料出尽くしを見た売りが株価の頭を押さえているようだ。

 300ミリメートル半導体用シリコンウエハーで、データセンター向け需要の拡大やスマートフォンの5G化の伸展により、ロジック・メモリー向けともに供給能力を大幅に上回る需要が継続したほか、200ミリ以下の小口径ウエハーでも車載・民生・産業向け需要が強く需給の逼迫が続いた。

 22年12月期上期業績予想は、300ミリでロジック向けが逼迫の度合いを増すとみられるほか、メモリー向けも不足感が強まると予想。200ミリ以下も供給が追い付かない状況が続くとみられ、売上高2044億円(前年同期比29.5%増)、営業利益469億円(同2.2倍)、純利益292億円(同78.3%増)を予想。未定としていた中間配当は34円(前年同期17円)を予定している。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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