リコーがカイ気配スタート、業績急回復と増配・自社株買いなど高水準の株主還元評価
リコー<7752.T>が寄り付き大口の買い注文を集め、カイ気配スタートで異彩を放っている。同社が10日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業損益が400億5200万円(前の期は454億2900万円の赤字)と急回復をみせた。新型コロナウイルスの感染拡大による影響が一巡し、主力の事務機事業の収益改善が全体業績に反映された。更に23年3月期の営業利益は前期比2.2倍の900億円と大幅な伸びを見込んでいる。好業績を背景に今期年間配当は前期実績に対し8円増配となる34円を計画するほか、発行済み株式数7.5%相当の4800万株、金額ベースで300億円を上限に自社株買いを実施することも併せて発表(取得株は10月31日付で全消却)しており、これがポジティブサプライズとなっている。
出所:MINKABU PRESS
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