午前:債券サマリー 先物は続落、株安や日銀オペ通知が下支えも上値重い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/05/09 11:52
 9日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。株価の下落が下支えとなったものの、米長期金利の先高観測から上値の重い展開となった。

 債券先物は売り先行でスタートし一時149円04銭に値を下げた。前週末6日に発表された米4月雇用統計で労働市場のひっ迫が続いていることを示す内容となり、米長期金利の先高観測から米債券売りが加速した。この流れが東京市場に波及し、安全資産とされる債券は売りが出やすかった。ただ、日経平均株価が大幅安となったほか、この日は日銀による固定利回りで無制限の指し値オペに加え、「残存期間1年以下」など4本の国債を買い入れるオペを実施するとあって、売り一巡後は下げ幅を縮小した。

 午前11時の先物6月限の終値は前週末比7銭安の149円11銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末に比べて0.005%上昇の0.245%だった。

出所:MINKABU PRESS
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