サンネクスタ、今期経常を一転4%減益に下方修正、配当は1円増額

配信元:株探
投稿:2022/05/06 15:30
 サンネクスタグループ <8945> [東証P] が5月6日大引け後(15:30)に決算を発表。22年6月期第3四半期累計(21年7月-22年3月)の連結経常利益は前年同期比0.2%増の5.4億円となった。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の9.1億円→8.7億円(前期は9億円)に4.4%下方修正し、一転して4.0%減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の17.7億円→18.5億円(前期は5.3億円)に4.5%上方修正し、増益率が3.3倍→3.5倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.5億円→5.1億円(前年同期は4.9億円)に7.2%減額し、増益率が11.5%増→3.4%増に縮小する計算になる。

 同時に、今期の年間配当を従来計画の34円→35円(前期は32円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比39.4%増の1.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.4%→8.7%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  通期の連結業績予想につきましては、2022年3月31日付けで子会社の異動が発生したことによる影響に加え、不動産活用サービスにおける買取再販取引が計画を下回る見通しであること、また、長引く新型コロナウイルス感染症の影響から既存顧客の一部において解約が発生したことから、ストックの積み上げが計画を下回る見込みとなったことにより、売上高は前回予想から8億5千万円減少の87億5千万円程度となる見込みであります。一方、利益面では親会社株主に帰属する当期純利益は、第3四半期における投資有価証券売却益の発生と子会社の異動に伴う関係会社株式売却益の計上により、前回予想から8千万円増加の18億5千万円程度となる見込みであります。

  当社は、企業基盤の中長期的な安定に資する内部留保の充実と株主の皆様に対する利益還元を最重要政策と位置づけ、各事業年度の連結業績などを勘案しながら、安定的かつ継続的な利益配当を行っていくことを基本方針としております。 2022年6月期の期末配当予想につきましては、当期の業績動向に加え、内部留保の累積状況や資金需要動向等を総合的に勘案し、前回予想より1円増配し、1株当たり18円に修正することといたしました。 これにより、2022年6月期の年間配当予想は、1株当たり35円となります。(注)上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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