協栄産、前期経常を26%上方修正

配信元:株探
投稿:2022/04/28 15:00
 協栄産業 <6973> [東証S] が4月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の11億円→13.8億円(前の期は4.1億円)に25.5%上方修正し、増益率が2.7倍→3.3倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.4億円→6.2億円(前年同期は5.6億円)に81.0%増額し、一転して10.4%増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2.業績予想修正 通期の連結業績予想につきましては、半導体デバイス事業において、世界的な半導体不足による生産調整が続いているものの、売上面は、部材供給において、一時の逼迫状況が解消する方向で進んだことにより、車載、産業機器向けのパワー半導体、メモリ、金属材料等の販売が順調に推移しました。また、為替相場が、第4四半期において、急速に円安ドル高が進行したこともあり、売上高は予想を上回る見込みです。 営業利益、経常利益は、為替相場の影響並びに売上増加が収益性に寄与するとともに、グループ全体において諸経費の削減等に努めたため、予想を上回る見込みです。 親会社株主に帰属する当期純利益については、当社の連結子会社である協栄サーキットテクノロジ株式会社が営むプリント配線板製造事業において、現在の事業環境及び将来の収益見込み等を勘案した結果、回収可能価額が帳簿価額を下回っている同社の事業に供している固定資産について、減損損失等を特別損失に計上しましたが、上記の利益増加要因ならびに当第4四半期(累計)において繰延税金資産を計上したことにより、当初予想を上回る見込みです。 なお、特別損失の計上の詳細に関しましては、2022 年4月 28 日に開示いたしました『特別損失の計上に関するお知らせ』をご参照ください。3.繰延税金資産の計上について 当社の近年の業績動向を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、回収可能性のある部分について繰延税金資産を計上することとし、2022 年3月期第4四半期(累計)において法人税等調整額△4億1千8百万円(△は益)を計上いたしました。 なお、回収可能性があると判断された金額は繰延税金負債の金額よりも少額であるため、相殺して表示した結果、繰延税金資産に計上しておりません。また、配当予想につきましては、前回発表の1株につき期末配当30円の予想に変更はございません。 上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成しており、実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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