アサガミ、前期経常を76％上方修正

　アサガミ <9311> [東証Ｓ] が4月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の12.2億円→21.6億円(前の期は9.7億円)に76.3％上方修正し、増益率が26.0％増→2.2倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.5億円→17.9億円(前年同期は19億円)に2.1倍増額し、減益率が55.0％減→5.8％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年３月期通期業績予想につきましては、印刷事業の婚礼分野において新型コロナウイルス感染症拡大の影響により受注件数が減少した一方、物流事業において建設機械、航空貨物の取扱量ならびに国内粗鋼生産量の持ち直しによる鋼材関連の作業・輸送量が増加となりました。加えて、業務改善による固定費等の削減や営業活動の一部自粛に伴い、販売管理費及び一般管理費が減少となりました。また、営業外収益にて新型コロナウイルス感染症拡大に係る特別措置に基づいた雇用調整助成金の受給等もあり、営業利益以下の各段階利益について連結業績予想を大きく上回る見込みとなりました。※上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。