ハビックス、前期最終を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2022/04/18 15:10
 ハビックス <3895> [東証S] が4月18日大引け後(15:10)に業績修正を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の0.3億円の黒字→26億円の赤字(前の期は5.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の700万円の赤字→26.3億円の赤字(前年同期は3.7億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
   営業利益および経常利益につきましては、主要原材料であるパルプを始めとする原燃料価格が想定以上に高騰したこと、親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の特別損失の計上により前回予想を下回る見込みであります。  なお、本業績予想の修正に伴う期末配当額の変更はありません。特別損失の内容  当社の紙関連事業で生産・販売する製品は、主に衛生材料市場および外食産業市場向けとして使用されておりますが、衛生材料市場におきましては、国内での景気低迷やコロナ禍による需要減少等により、外食産業市場におきましては、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、販売数量が低迷しております。また、主要原材料であるパルプの価格はかつてない高値で推移し、さらには燃料や化学系の資材の価格も急激に上昇し、厳しい収益環境となっております。  このような状況を受け、紙関連事業設備について、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、将来の回収可能性を検討した結果、2022年3月期において、29億円を特別損失(減損損失)として計上する見込みとなりました。
配信元: 株探

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