カナデンが年初来安値更新、さまざまなセグメントで延伸や失注が発生し22年3月期業績は計画下振れ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/04/18 13:36
カナデンが年初来安値更新、さまざまなセグメントで延伸や失注が発生し22年3月期業績は計画下振れ  カナデン<8081.T>が大幅続落し、年初来安値を更新している。前週末15日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が1070億円から1010億円へ、営業利益が36億円から28億7000万円(前の期比7.4%増)へ、純利益が24億円から19億3000万円(同16.8%減)へ下振れて着地したようだと発表しており、これが嫌気されている。

 会計基準の変更に伴い売上高の前の期との比較はないものの、新型コロナウイルス感染症拡大による企業活動への制約や半導体不足による商品供給停止及び納期長期化に正常化のメドが立たず、その影響が主力のFAシステム事業をはじめ、情報通信事業、空調機器事業など想定以上に広範囲にわたり、さまざまなセグメントで案件の延伸や失注が発生したことが要因としている。

 また、業績下振れに伴い16円を予定していた期末配当を10円に引き下げるとあわせて発表した。年間配当は26円(前の期29円)となる。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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