<動意株・8日>(前引け)=SHIFT、中村超硬、シーズメン

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/04/08 11:36
<動意株・8日>(前引け)=SHIFT、中村超硬、シーズメン  SHIFT<3697.T>=急動意。2万5000円台まで一気に回復している。ソフトウェアテストの受託事業を主力とするほか、関連コンサルティングビジネスにも展開を図っている。また、VR検証の技術力をベースにメタバーステストにも参入し、マーケットの注目度が高まっている。足もとの業績も好調だ。7日取引終了後に発表した22年8月期第2四半期(21年9月~22年2月)の営業利益は前年同期比2.6倍となる38億2600万円と高水準の伸びを示した。これを受けて通期見通しも上方修正し、従来予想の63億円から69億円(前期比73%増)に増額、これを材料視する買いを呼び込んだ。

 中村超硬<6166.T>=3日ぶり大幅反発。直近2営業日は全体地合い悪もあって下値を探る動きを強いられ、前日は700円台を割り込む場面もあったが、きょうは寄り付きカイ気配で切り返す展開となった。同社はウエハー切断用のダイヤモンドワイヤーからは撤退し、現在は電子部品実装機用のノズル生産などを主力とするが、旺盛な需要を確保しており業績は回復歩調にある。22年3月期営業利益は前の期比2割増の2億円を見込んでいる。そうしたなか、7日取引終了後、同社が新規事業として進めているナノサイズゼオライトの製造用パイロットプラントについて、その設置が完了したことを発表した。早期事業化に向け、協業パートナー会社と連携して取り組んでいく方針にあり、これを手掛かり材料に投資資金が流入した。

 シーズメン<3083.T>=ストップ高カイ気配。カジュアル衣料品の小売りを展開するが、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が一巡し足もとの業績は回復色を強めている。7日取引終了後に発表した22年2月期決算は営業損益が1億8300万円の赤字だったが、従来予想の3億2000万円の赤字からは上振れて着地した。また、23年2月期の営業損益は2000万円の黒字見通しで、利益水準は低いものの赤字から脱却する見通しにあり、これを材料視する買いが集中した。これまでにも同社は「メタバースファッション事業」への進出など時流に乗った新機軸を打ち出しており、株式市場で注目度が高まっている。

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出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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