東京ボード、非開示だった前期最終は赤字縮小、未定だった配当は無配継続

配信元:株探
投稿:2022/04/06 17:00
 東京ボード工業 <7815> [東証S] が4月6日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった22年3月期の業績予想は連結最終損益が12.3億円の赤字(前の期は15.5億円の赤字)に赤字幅が縮小する見通しと発表した。

 同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前の期は無配)とし、無配継続する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2022年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響等により、適正かつ合理的な業績予想の算定を行うことが困難なため、業績予想を未定としておりましたが、現時点において入手可能な情報や予測等に基づき算定いたしましたので、上記のとおりに公表いたします。 新築住宅着工数は回復の兆しはありますが新型コロナウイルス感染症蔓延前と比較し依然低調に推移する業界環境の中、当社グループでは、取引先への営業活動に一部制約はありましたが、長尺構造用パネル用パーティクルボード(壁武者)の売上増を目指すべく営業を展開するとともに、製造経費の削減による企業体質改善に努めてまいりました。その結果、売上高及び利益は前年を上回る見込みであります。しかし、赤字からの脱出までには至りませんでした。今後につきましては、原材料価格高騰にも対応すべく、各種改善活動を行うとこにより工場の稼働率向上を図り、取引先へは適正販売価格への交渉を行うとともに、当社グループの強みでもあります環境への取り組みを理解していただく営業を展開することにより、早期黒字化を目指してまいります。

 当社は、経営成績及び財務状態を勘案し、内部留保を踏まえつつ株主の皆様への適切な利益還元を行うことを基本方針としております。しかしながら、当期の業績の動向や今後の財政状況などに鑑みて、これまで未定としておりました2022年3月31日を基準日とする期末配当につきまして、誠に遺憾ながら無配とさせていただきます。株主の皆様には深くお詫び申しあげますとともに、可能な限り早期に復配できるよう努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申しあげます。(注)本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社としてお約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
629.0
(11/01)
+15.0
(+2.44%)