■業績動向
1. 2022年6月期第2四半期の業績概要
ウイルプラスホールディングス<3538>の2022年6月期第2四半期の連結業績については、売上高が19,968百万円、営業利益が前年同期比13.0%増の1,362百万円、経常利益が同13.5%増の1,367百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.5%増の892百万円となった。売上高及び営業利益で上場以来最高を更新したほか、2022年6月期第1四半期に引き続き、営業利益率、経常利益率、親会社株主に帰属する四半期純利益率がいずれも上場以来最高を更新した。なお、「収益認識に関する会計基準」等の適用により、売上高のうち従来売上計上していたインポーターから受け取る販売奨励金(インセンティブ)等を除外し、これを仕入価格からの控除としており、売上高及び売上原価が841百万円減少している。
売上高については、商品入荷の遅れ等による影響はあるものの、高額車輌を中心に納車が進んだほか、2021年6月期に新規出店した店舗が売上に貢献した。利益面では、店舗数及び人員数が増加したものの、資源の有効活用や業務フロー見直し等による効率化を推進した結果、販管費は同2.2%増の2,958百万円となった。一方で、新車を中心に売上が伸長し、売上総利益は前期比5.4%増の4,321百万円となったほか、利益率の高いストック型ビジネスが寄与した。また、来店客数については、2022年6月期第1四半期は前年同期比7%減、第2四半期は前年同期並みであった。コロナ禍の自粛反動の追い風も受けた前年同期並みとなり、堅調に推移していると弊社では見ている。
2022年6月期第2四半期における輸入車販売市場については、輸入乗用車(外国メーカー)の新規登録台数が2021年7~9月は前年同期比2.4%減、10~12月は同22.6%減であった。これに対して同社の品目別売上高※は、新車販売が好調に推移し前年同期比8.0%増となった。また、好調な新車販売に付随して、車輌整備、保険等のストックビジネスも堅調に積み上がった。なお、中古車販売が同1.4%減となったが、半導体不足等の影響により新車供給が不安定なことから、中古車市場が高止まりしている影響と弊社では見ている。
※2022年6月期第2四半期に「収益認識に関する会計基準」等を適用しなかったと仮定した場合の数値と比較。
2. 財務状況
2022年6月期第2四半期末の資産合計は前期末比1,039百万円増の18,011百万円となった。流動資産は同1,300百万円増の10,788百万円であった。これは主に、現金及び預金が1,566百万円増加した一方、たな卸資産である商品が334万円減少したことなどによる。負債合計は同369百万円増の9,811百万円となった。流動負債は同560百万円減の7950百万円であった。これは主に、前受金が77百万円減少したものの、長期借入金の増加により固定負債が930百万円増加したことなどによる。これらの結果、自己資本比率は45.5%(前期末は44.4%)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<YM>
1. 2022年6月期第2四半期の業績概要
ウイルプラスホールディングス<3538>の2022年6月期第2四半期の連結業績については、売上高が19,968百万円、営業利益が前年同期比13.0%増の1,362百万円、経常利益が同13.5%増の1,367百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.5%増の892百万円となった。売上高及び営業利益で上場以来最高を更新したほか、2022年6月期第1四半期に引き続き、営業利益率、経常利益率、親会社株主に帰属する四半期純利益率がいずれも上場以来最高を更新した。なお、「収益認識に関する会計基準」等の適用により、売上高のうち従来売上計上していたインポーターから受け取る販売奨励金(インセンティブ)等を除外し、これを仕入価格からの控除としており、売上高及び売上原価が841百万円減少している。
売上高については、商品入荷の遅れ等による影響はあるものの、高額車輌を中心に納車が進んだほか、2021年6月期に新規出店した店舗が売上に貢献した。利益面では、店舗数及び人員数が増加したものの、資源の有効活用や業務フロー見直し等による効率化を推進した結果、販管費は同2.2%増の2,958百万円となった。一方で、新車を中心に売上が伸長し、売上総利益は前期比5.4%増の4,321百万円となったほか、利益率の高いストック型ビジネスが寄与した。また、来店客数については、2022年6月期第1四半期は前年同期比7%減、第2四半期は前年同期並みであった。コロナ禍の自粛反動の追い風も受けた前年同期並みとなり、堅調に推移していると弊社では見ている。
2022年6月期第2四半期における輸入車販売市場については、輸入乗用車(外国メーカー)の新規登録台数が2021年7~9月は前年同期比2.4%減、10~12月は同22.6%減であった。これに対して同社の品目別売上高※は、新車販売が好調に推移し前年同期比8.0%増となった。また、好調な新車販売に付随して、車輌整備、保険等のストックビジネスも堅調に積み上がった。なお、中古車販売が同1.4%減となったが、半導体不足等の影響により新車供給が不安定なことから、中古車市場が高止まりしている影響と弊社では見ている。
※2022年6月期第2四半期に「収益認識に関する会計基準」等を適用しなかったと仮定した場合の数値と比較。
2. 財務状況
2022年6月期第2四半期末の資産合計は前期末比1,039百万円増の18,011百万円となった。流動資産は同1,300百万円増の10,788百万円であった。これは主に、現金及び預金が1,566百万円増加した一方、たな卸資産である商品が334万円減少したことなどによる。負債合計は同369百万円増の9,811百万円となった。流動負債は同560百万円減の7950百万円であった。これは主に、前受金が77百万円減少したものの、長期借入金の増加により固定負債が930百万円増加したことなどによる。これらの結果、自己資本比率は45.5%(前期末は44.4%)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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