<動意株・28日>(大引け)=JUKI、レーサム、フライトなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/03/28 15:04
<動意株・28日>(大引け)=JUKI、レーサム、フライトなど  JUKI<6440.T>=4連騰。前週末に75日移動平均線を上抜け、上昇トレンド転換を鮮明としている。同社は海外売上高が全体の80%以上を占めており、ここ最近の急速な円安進行が収益面でプラスに働くとの思惑が投資資金の流入を誘っている。アパレル向け工業ミシンで世界首位の商品シェアを持ち、半導体設備投資拡大の流れなどを背景に表面実装機などでも需要獲得が進んでいる。22年12月期営業利益は前期比37%増の53億円を見込むが、市場では大幅な上振れが濃厚との見方が出ているようだ。また、今期は前期実績から5円増配となる30円の配当を計画し、PER8倍でPBR0.7倍と株価指標面からの割安感も際立っている。

 レーサム<8890.T>=上げ足速め昨年来高値にツラ合わせ。前週末25日の取引終了後、31日付で900万株(発行済み株数の19.53%)の大規模な自社株を消却すると発表しており、これが好感されたようだ。なお、消却後の発行済み株数は3708万1400株となる予定。

 フライトホールディングス<3753.T>=商い伴い一時ストップ高。きょう朝方、子会社のフライトシステムコンサルティングが25日付で、マイナンバーカードを活用した公的個人認証サービスのプラットフォーム事業者として主務大臣の認定を取得したと発表。これを好感した買いが入っているようだ。携帯電話の各契約や金融機関の口座開設手続き、クレジットカードや保険などの申し込み契約の際に、今回認定を取得した公的個人認証サービスを活用することができるという。

 浜松ホトニクス<6965.T>=大幅高で上値指向継続。前週末25日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想について、売上高を1828億円から1990億円(前期比17.7%増)へ、営業利益を385億円から485億円(同41.3%増)へ、純利益を283億円から360億円(同43.7%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各28円の年56円から各32円の年64円に引き上げたことが好感されている。産業用機器分野を中心に売り上げが増加していることに加えて、為替レートが想定より円安で推移していることが寄与する。

 アミタホールディングス<2195.T>=急動意。前週末25日の取引終了後、独立系資産運用会社のMCPジャパン・ホールディングス(福岡市中央区)との合弁会社の設立を発表しており、これが材料視されている。新会社Codo Advisoryは、両社がそれぞれ50%を出資して設立。日本初導入となる国際イニシアティブが提供するツールを用い、日本企業のESG経営の品質をグローバル基準に引き上げる支援サービスを提供するとしており、顧客企業の脱炭素経営への移行戦略(トランジションストラテジー)の立案支援とアセスメントを行うという。なお、同件が22年12月期業績に与える影響は軽微としている。

 テリロジー<3356.T>=フシ目の400円突破。同社はセキュリティー関連製品やIPサーバーなどの輸入販売商社で、企業のシステム構築などでも実績が高い。ここサイバーセキュリティー関連株に物色人気が広がるなか、関連有力株として投資資金が断続的に流入していたが、足もと上げ足に弾みがついている。前週末25日取引終了後、100%子会社のテリロジーワークスがサイバーセキュリティー関連コンサルティングを展開する日本サイバーディフェンス(東京都千代田区)と資本・業務提携契約を締結し、日本サイバーディフェンスの第三者割当増資を引き受けることを発表した。これによる業容拡大効果に期待した買いを呼び込んでいる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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