保土谷、今期経常を一転11%増益に上方修正

配信元:株探
投稿:2022/03/22 17:00
 保土谷化学工業 <4112> が3月22日大引け後(17:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の50億円→65億円(前期は58.4億円)に30.0%上方修正し、一転して11.3%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の15億円→30億円(前年同期は29.4億円)に99.9%増額し、一転して2.1%増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2022 年3月期の通期業績予想につきましては、欧州における混乱と原燃料高騰の継続、米国等の地域におけるインフレ等、依然として不確実性が高い状況にあります。これらの影響により当社グループも当第4四半期は厳しい状況が継続しておりますが、韓国子会社SFCのPCR診断キット用材料の安定的な販売の継続、有機EL材料の堅調な販売、並びに、販売管理費をはじめとする固定費の削減が寄与したことにより、連結業績が当初の予想を上回る見込みとなりました。これらを踏まえ、2021 年 10 月 29 日に公表いたしました通期の連結業績予想を上記のとおり上方修正いたします。なお、当第4四半期におきまして、保有している社員寮の設備の老朽化及び利用者の減少を踏まえ 当該不動産に係る減損損失を計上することにより、約532百万円の特別損失の計上を見込んでおります。また、2022年3月16日に発生した宮城県・福島県での地震による影響につきましては、現在、精査中であり、上記の今回修正予想には見込んでおりません。※上記予想は現時点で入手可能な情報に基づき算定したものであり、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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