長栄、今期経常を一転12％増益に上方修正・2期ぶり最高益、配当も31.78円増額

　長栄 <2993> [東証２] が3月15日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の14億円→16億円(前期は14.3億円)に14.7％上方修正し、一転して12.1％増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。ただ、通期の最終利益は従来予想の15.9億円→14.7億円(前期は9.8億円)に7.0％下方修正し、増益率が61.9％増→50.6％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の6.1億円→8.2億円に33.3％増額した計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の73.22円→105円(前期は91円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　特別損失の計上に伴い、業績予想を修正しております。

　当社は、「業績予想の修正」に記載のとおり、特別損失を計上する見込みですが、経常利益が前回の予想を上回る見通しとなりました。当社においては、正常収益力に対応した配当を行うこととしておりますので、前回発表の予想より普通配当を６円78銭増配の１株当たり80円といたします。また、当社は、2021年12月24日東京証券取引所第二部への上場を実現することができましたので、これを記念し１株当たり25円の記念配当を実施する方針を決定いたしました。上記の結果により2022年３月期の年間配当につきましては、当初予想の１株当たり73円22銭の配当に31円78銭増配して、１株当たり105円（普通配当80円、記念配当25円）に修正することといたしました。