NY株式市場(10日)ダウ平均は前日に急騰した反動売りへー2月消費者物価指数は前年比+7.9%に加速
10日のニューヨーク株式市場でダウ平均は反落して取引が始まりそうだ。
緊迫化しているウクライナ情勢を巡ってはロシアとウクライナはトルコで外相会談を開いたものの、事態打開に向けた目立った進展はなかったという。10日のヨーロッパ株式市場がウクライナ情勢に対する警戒感を背景に急落していることから、ニューヨーク株式市場は地政学リスクへの懸念が再燃しそうで、リスクオフの展開となりそうだ。10年債利回りが再び2%に迫っているほか、原油価格が114ドル台まで上昇していることも相場の重しとなろう。
取引開始前に発表された2月の消費者物価指数は前年比で+7.9%と上昇率が前月から加速したことからインフレ懸念は根強い相場環境となろう。
ダウ平均は寄り付きで3万3000ドルの節目を割り込んだあとは下落余地を探る動きが見られそうで、相場全体ボラティリティーの高い相場展開が継続しそうな1日となる。
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