NY株式市場(9日)ダウ平均は直近で急落した反動買いが先行へーチェルノブリ原発への電力供給が停止か⁈
9日のニューヨーク株式市場でダウ平均は5日ぶりに反発して取引が始まりそうだ。
緊迫化しているウクライナ情勢で市民を避難させる「人道回廊」を設置することでウクライナとロシアが合意したと発表したことが買い安心感につながりそうで、ニューヨーク株式市場では、ひとまず直近のリスクオフ の巻き戻しが見られそう。
ダウ平均は前日までの4日続落で1200ドル以上下落した反動から買い戻し先行で取引が始まろう。寄り付きでは3万3000ドル台を回復する場面が見られそうだ。「人道回廊」の設置合意で原油価格が急落していることも投資家心理を好転させそう。
ただ、ウクライナではチェルノブリ原発への電力供給が停止したほか、ロシア軍による首都・キエフへの総攻撃が見込まれるなど緊迫した状況に変わりはないことから、ニューヨーク株式市場では朝方の買い一巡後に一段と買い上がる動きは限定的になりやすいことも想定しておきたい1日となる。
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