◆ 「停戦協議」は不発、「原発砲撃」との報も… - 一時“115円後半”も押し戻される
『民間人避難(人道回廊の設置)で合意』
「停戦協議」は行われたものの、「長期化・泥沼化」への懸念を払拭するには至りませんでした。
逆に「歩み寄りは困難」との見方が前面に押し出された感があり、緊迫度はより高まったともいえます。
このため“115.803円”へと上値を伸ばす場面こそ見られたものの、“ストップロス”を絡めるには至らず、その後は押し戻されていきました。
一方で『ロシア軍がザポロジエ原発に砲撃』との報が伝わったことで、本日東京タイム午前には“リスク回避姿勢”がさらに意識されました。
こうして“115.253円”へと押し下げられましたが、しかし“崩れる”には至っておらず、本稿執筆時は“下値の堅さ”も目立ち始めています。
◆ 引き続き「ウクライナ情勢」がメインだが…?
こうした中、本日は「米雇用統計」を迎えます。
事前予想は「非農業部門雇用者数(+40.0万人)/失業率(3.9%)/平均時給(前年比+5.8%)」となっていますので、まずはここからの乖離具合が注目ということになります。
前哨戦となる「ADP雇用統計」は“好内容(+48.5万人)”でしたので、『そう悪い数値は出ない』との見方が一般的です。
しかし前月分の上方修正が“大きすぎる(△30.1万人→+50.9万人)”ということから、『信憑性はいまいち』との声も聞こえてきています。
特に『(米雇用統計で確認するまで、)新たにポジションは構築しづらい』との声が大勢を占めている状況ですので、“好悪”いずれであっても動意づく可能性は十分…?
引き続き「ウクライナ情勢」がメインテーマであり、ヘッドラインで“右往左往”する展開は変わらないと見ます。
また“上値の重さ(リスク回避→円買い)”と“下値の堅さ(金利選好+有事のドル買い)”が混在している状況ですので、“動きづらい”というのが実状でもあります。
それでも本日の「米雇用統計」は、いつも以上に動意づく可能性を期待したいところですj。
もちろん結果次第ということは、いつもと変わりませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:116.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:115.872(2/15高値、+2σ)
上値3:115.803(3/3高値)
上値2:115.711(ピボット1stレジスタンス)
上値1:115.593(3/3高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:115.454
下値1:115.310(3/1高値、20日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値2:115.233(日足・一目均衡表基準線)
下値3:115.104(日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値4:115.000(大台、50日移動平均線、-1σ)
下値5:114.908(週足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
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