NY株式市場(25日)米消費支出物価は+6.1%と40年ぶりの高水準ー週末要因で上値は限定的か⁈
25日のニューヨーク株式市場でダウ平均は、前日に急落から大きく切り返した流れを踏襲して取引が始まった。寄り付きでは3万3500ドル台を回復する場面が見られている。
ウクライナに侵攻したロシア軍は25日、首都キエフをほぼ包囲したという。その上でロシアのプーチン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領から提案があった停戦交渉に応じ代表団を送る用意があると報じられており、投資家心理の悪化に歯止めが掛かっているのではないかと見ている。
ただ、1月の個人消費支出=PCE物価指数は、総合指数が前年同月比で+6.1%と約40年ぶりの高い伸びとなったことから、インフレ懸念は根強く、相場の上値は限定的となっている。週末要因も重なって前日の急反発に対する戻り売り圧力も強く意識されており不安定な相場付きは解消されにくい相場環境が継続しやすいと見ている。
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