兼松エンジ、今期経常を11%上方修正、配当も17円増額

配信元:株探
投稿:2022/02/10 15:40
 兼松エンジニアリング <6402> [東証2] が2月10日大引け後(15:40)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.7%減の8.1億円に減った。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の9億円→10億円(前期は11億円)に11.1%上方修正し、減益率が18.8%減→9.8%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の2.8億円→3.8億円(前年同期は4.1億円)に34.6%増額し、減益率が30.4%減→6.3%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の38円→55円(前期は63円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比33.5%増の2億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.9%→7.7%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2022年3月期第2四半期会計期間末以降、足元の受注環境は好調に推移し、大型修理や、短納期対応の先行製作車の当期売上分の受注が上積みされ、売上高及び利益の増加等、業績向上が進んだことから、2021年8月6日に公表した通期業績予想を修正いたします。 当社における新型コロナウイルス感染症による当事業年度への影響は軽微と判断しておりますが、翌事業年度においては、新型コロナウイルス感染症を起因とする世界的な半導体不足により、一部のシャーシの搬入に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当該感染症が及ぼす影響は当該感染症の新たな変異株が出現するなど、その状況を変化させながら進行しており、実際の業績等は今回の業績予想と大きく異なる可能性があります。公表すべき事案が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。

  当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題のひとつとして認識しており、継続的・安定的な配当を行ってまいりました。 2022年3月14日をもって大阪証券取引所市場第二部(当時)への株式上場20周年を迎えます。これもひとえに、株主の皆様をはじめ関係各位の暖かいご支援の賜物と心から感謝申し上げます。 2022年3月期は、期初計画を上回る売上高・利益を計上できる見込みとなりました。 また、2021年11月9日に公表いたしました「自己株式の取得および自己株式の公開買付けに関するお知らせ」に基づき、2021年11月10日から2021年12月8日までを取得期間として、自己株式の取得を実施してまいりましたが、2021年12月9日に公表いたしました 「自己株式の公開買付けの結果及び取得終了並びに主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」に記載のとおり、取得が終了いたしました。 これらを踏まえ、2022年3月期の期末配当においては、1株当たり12円の普通配当に特別配当33円及び株式上場20周年記念配当10円を加え、期末配当を1株当たり55円といたしました。(注) 上記の予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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