ムサシ---3Qは2ケタ増収・各利益は黒字転換、各セグメントの販売が伸長

配信元:フィスコ
投稿:2022/02/09 10:30
ムサシ<7521>は8日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比21.0%増の263.37億円、営業利益が13.73億円(前年同期は3.01億円の損失)、経常利益が14.16億円(同1.99億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が9.54億円(同1.23億円の損失)となった。

情報・印刷・産業システム機材のうち、情報・産業システム機材は、文書のデジタル化事業が官公庁・自治体及び民間企業からの受注が伸長し順調に推移した。また、スキャナー等の電子化機器の販売が好調だったほか、業務用ろ過フィルターの販売も順調に推移した。一方、工業用検査機器の販売が新型コロナウイルス再拡大の影響に伴う設備投資抑制の影響を受け低調に推移した。印刷システム機材は、印刷材料の販売は概ね順調だったが、印刷機器の販売が感染症再拡大の懸念による設備投資意欲の減退により、若干低調に推移した。
金融汎用・選挙システム機材のうち、金融汎用システム機材は、貨幣処理機器の販売が金融機関や運輸業界などの設備投資抑制の影響により落ち込んだ。選挙システム機材は、衆議院選挙向けに投票用紙交付機や読取分類機など選挙機器の販売が大幅に伸長した。また、投開票管理システムの販売についても順調に推移した。
紙・紙加工品は、医薬品向け紙器用板紙の販売は伸長したが、感染症再拡大の影響による経済活動の停滞やテレワークの拡大により、印刷用紙や情報用紙の販売が需要減少の影響を受けた。

2022年3月期通期については、売上高が前期比17.8%増の356.46億円、営業利益が12.84億円、経常利益が13.02億円、親会社株主に帰属する当期純利益が7.42億円とする、2021年10月26日に修正した業績予想を据え置いている。


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