合同鉄、今期経常を一転赤字に下方修正、配当も無配転落

配信元:株探
投稿:2022/02/01 13:30
 合同製鐵 <5410> が2月1日後場(13:30)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は11.7億円の赤字(前年同期は68.9億円の黒字)に転落した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の15億円の黒字→12億円の赤字(前期は74.9億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の23.4億円の黒字→3.5億円の赤字(前年同期は24.7億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 業績悪化に伴い、従来20円を計画していた期末一括配当を見送り、19期ぶりに無配転落(前期は95円)とする方針とした。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は3.2億円の赤字(前年同期は18.8億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の3.5%→-1.2%に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2022年3月期通期業績予想につきましては、主原料である鉄スクラップ価格が第3四半期に急騰し、想定を上回ったこと等により、営業損益、経常損益及び親会社株主に帰属する当期純損益は前回公表値を下回る見通しとなりました。

  期末の剰余金の配当につきましては、連結業績に応じた利益の配分を基本方針としております。その方針に従い、当期末の剰余金の配当については、2022年3月期第2四半期決算発表時(2021年10月29日)では1株につき 20円としておりましたが、当期の業績見通し等を踏まえ、誠に遺憾ではありますが、実施を見送ることとさせていただく予定です。
配信元: 株探

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