日本金属が3日続伸、生産効率向上など寄与し22年3月期業績予想を上方修正

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/02/01 10:37
 日本金属<5491.T>が3日続伸している。1月31日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を485億円から490億円(前期比22.2%増)へ、営業利益を5億円から8億円(前期23億8600万円の赤字)へ、純利益を2億円から20億円(同2億7700万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。

 原材料価格の上昇に連動した販売価格の値上がり効果などで、売上高がやや上振れる見通しであることに加えて、生産数量の回復や歩留まり改善などによる生産効率の向上や、板橋工場第3圧延工場の火災事故影響で業績悪化が続く冷間圧延ステンレス鋼帯事業をみがき特殊帯鋼事業や加工品事業の業績がカバーしたことなどが寄与する。また、火災事故に伴う火災保険金や利益保険金の計上なども最終利益を押し上げる。

 なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高363億3700万円(前年同期比26.5%増)、営業利益8億5500万円(前年同期22億600万円の赤字)、純利益24億700万円(同28.0倍)だった。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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