東海エレ、今期経常を48%上方修正・15期ぶり最高益、配当も3円増額

配信元:株探
投稿:2022/01/28 15:10
 東海エレクトロニクス <8071> [名証2] が1月28日後場(15:10)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の13.2億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の11.5億円→17億円(前期は8.7億円)に47.8%上方修正し、増益率が31.7%増→94.7%増に拡大し、15期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.3億円→9.8億円(前年同期は7.2億円)に2.3倍増額し、一転して36.0%増益計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の104円→107円(前期は104円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比59.8%増の6億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.7%→3.6%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症や世界的な半導体などエレクトロニクス製品の供給難が業績にどこまでの影響を及ぼすかまだ不透明な状況でありましたが、自動車分野を中心にお客様の生産活動は堅調に推移しており、懸念されていた半導体などの供給難についてもBCP(Business Continuity Plan)在庫を用いた供給活動の継続に努めてきたことから、前回発表予想を上回る見込みとなりました。また、損益面においても、売上高の増加に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により営業活動が制限されたことに伴い各種経費が減少したことから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも前回発表予想を上回る見込みとなりました。今後業績予想の修正が必要であると判断した場合は、速やかにお知らせいたします。

  当社グループは、企業体質の一層の充実・強化を図り、業績に裏づけされた安定的且つ継続的な配当を株主の皆様へ行うことを経営の重要課題と考えております。 この度の業績修正を踏まえ、当期の期末配当金を前回予想の52.00円から3.00円増額し、一株当たり55.00円とさせていただく予定です。※上記の業績予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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