昭和産、今期経常を31%下方修正、配当も5円減額

配信元:株探
投稿:2022/01/24 15:00
 昭和産業 <2004> が1月24日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の90億円→62億円(前期は92.1億円)に31.1%下方修正し、減益率が2.3%減→32.7%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の60.7億円→32.7億円(前年同期は42.4億円)に46.1%減額し、一転して22.9%減益計算になる。

 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の65円→60円(前期は65円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 通期の業績予想につきましては、世界的に旺盛な穀物需要による需給の逼迫により、依然として原料穀物相場が高値で推移し続けていることや為替相場の円安ドル高進行による輸入コストの上昇、菜種原料の油分低下による歩留悪化など、厳しい状況が続くと予想しております。引き続き原料コストに見合った販売価格の改定を最優先に取り組むとともに、拡販とコストダウンを進めておりますが、急激なコスト上昇を吸収することは難しい状況となっており、2022年3月期の業績予想を上記の通り修正いたします。

 当社は、将来の企業価値の源泉となる成長投資および設備投資とともに、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つとして認識をしており、長期的に安定した配当の継続を目指しつつ、経営基盤の安定を図ることを基本方針としております。しかしながら、通期連結業績予想を下方修正したこと及び財務状況を勘案し、配当予想を1株当たり5円減額し、期末配当予想を1株当たり30円、年間配当予想を1株当たり60円に修正いたします。※上記の業績予想および配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき当社で判断したものであり、実際の業績および配当は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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