新興市場銘柄ダイジェスト:SE H&Iは大幅に続伸、アピリッツがストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2022/01/21 15:23
<2484> 出前館 813 +32
大幅に反発。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、まん延防止等重点措置の適用地域が21日から首都圏を含む16都県に拡大されたことが手掛かりとなっている。関西など16都県以外の地域でも適用要請に向けた動きが出ており、一部報道によると「政府は要請があれば来週前半にも決定する方針」という。適用地域の拡大で飲食店の営業時間短縮が広がれば、出前館が手掛けるデリバリーサービスの需要が増加するとの見方から買われているようだ。

<4259> エクサウィザーズ 722 -38
朝高後、マイナス転換。19日に石山洸社長が一部メディアの番組に出演し、表情や音声、文章の内容などを個別に解析して合体させる「AIのレゴブロック化」戦略などについて説明したことが引き続き買い材料視された。番組では、エクサウィザーズのAI活用例としてソフトバンク<9434>での採用面接動画の解析などのほか、パーソルホールディングス<2181>傘下のパーソルとのDX/AI人材発掘共同事業が紹介された。また、石山社長は今後のM&Aについて「はまるいい会社がレゴの1パーツとしてあれば、積極的に考えていきたい」と述べた。

<5162> 朝日ラバー 602 +32
一時ストップ高。GSIクレオス<8101>とカップ積層型カーボンナノチューブ(CSCNT)を分散したシリコーンゴムを共同で開発したと発表している。高い導電性と最適硬度の両立を達成することに成功したという。今回のCSCNT導電シリコーンゴムは、屋内外の過酷な環境でも適用可能な自動車向け部材として採用され、今春から関連業界向けに納入が開始されることになったとしている。今後、自動車や航空機向けセンサー、ケーブルなどへの用途展開を進める。

<4174> アピリッツ 940 +150
ストップ高。18日に22年1月期の単体ベースの営業利益予想を上方修正した上で、期末配当予想を5.00円(前期末実績は無配)に引き上げたことが引き続き材料視されている。また、新型コロナウイルスの感染再拡大でまん延防止等重点措置の適用地域が首都圏を含む16都県に拡大されたことから、Webソリューションやオンラインゲームを手掛けるアピリッツは巣ごもり需要で恩恵を受けるとの期待も買いを支えているようだ。

<7777> 3Dマトリクス 466 -26
朝高後、マイナス転換。天然型マイクロRNA補充療法による悪性胸膜中皮腫を対象とした医師主導治験(第I相)で、1例目の被験者に補充型核酸医薬「MIRX002」が投与されたと開示している。MIRX002は悪性胸膜中皮腫に効果のあるマイクロRNAとがん細胞に送達するための界面活性剤ペプチド「A6K」を組み合わせたもの。A6Kはスリー・ディー・マトリックスが提供しており、医師主導治験で人での核酸医薬の送達を実証済み。今回が2例目の実証になるという。

<9478> SE H&I 257 +14
大幅に続伸。22年3月期の営業利益を従来予想の10.40億円から13.00億円(前期実績9.24億円)に上方修正している。売上効率などが良好だったことに加え、利益率の高いオンラインビジネスが好調だったため。業務環境のオンライン化によるコスト削減で利益率が向上していることも利益拡大に寄与する見通し。前日に直近安値(236円)を付けていることから、押し目買いも入っているようだ。 <ST>
配信元: フィスコ

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