NY株式市場(20日)米国10年債利回りは上昇一服か⁈ーフィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想を上回る
20日のニューヨーク株式市場でダウ平均は5日ぶりに反発して取引が始まりそうだ。
ダウ平均は、前日までの4日続落で1200ドル以上下落した反動で買い戻しが先行しよう。取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数は28.6万件と市場予想(22.5万件)を上回る結果となったことから、米国10年債利回りは一時低下する動きが見られており相場の下支え要因として意識されそう。
ダウ平均は前日までの急落局面で200日移動平均線(3万4936ドル)が控えていた節目の35000ドル割れを回避したことから、ひとまず下値を拾う動きも散見されそうだ。取引開始前に発表された1月のフィラデルフィア連銀製造業
景況指数は23.2と市場予想(19.0)を上回ったことも相場の支援材料となろう。
ただ、ダウ平均は、前日の取引で戻りの鈍さを確認したタイミングにあることから朝方の売買が一巡した後は積極的に上値を追う動きは限定的となりそう。前日同様に金利上昇の一服とハイテク株の下げ止まりのほか、本格化している主力企業の決算内容を見極めることが求められそうな相場環境が継続しそうな1日となる。
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