三角保ち合いから下放れの確率が高い
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昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 176.70 ドル安の 36113.62、ナスダック総合指数は 381.58 ポイント安の 14806.31 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 288285 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。引き続き下値を試すものと思われる。
昨日の米国株は FRB 高官のタカ派的な発言を嫌気して下落。ハイテク株を中心に下落した。日本株も米国株の影響を受けて、軟調スタートとなりそうだ。
日経平均の日足チャートでは、窓を空けて下落することになりそうだ。一段と「弱気相場」が鮮明となり、下方の壁を試しに行くだろう。
ただ、現在は上下の壁に挟まれたボックス相場、やや長期で見た場合には三角保ち合いが煮詰まっており、今回も下げ止まる可能性は十分にある。最終的にはどちらかに放れる公算が大きく、投資家はそろそろ準備をしておいた方が良さそうだ。
もちろん、現時点では「下放れ」の確率が高い。日経平均のチャートが「弱気形状」であり、上値の切り下がり方が大きいからだ。本日は週末要因ということもあり、積極的な押し目買いを入れにくい状況にもある。売り一巡後に戻らない可能性が高く、投資家は一層、様子見ムードを強めるだろう。引き続き「売りポジション」を持ちながら、「次の展開」を待つ局面となる。
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